2016.12.29 14:55暦という概念に対する変化2016年の営業日が締まりました。この1年、非常に様々なことに取り組んできましたが、最も大きなインパクトがあったことは、考え方が変化したことでした。それは、常に有事である状態で考えているということです。ベンチャーである以上、明日なにが起きるか分からない状態で、1日1日が生きるか死ぬかの戦いです。そうこうしているうちに、1年が過ぎ去っていきました。毎年、年末にはその年を振り返り、年始にはその年の抱負を決めていたのですが、特に今年はそういったことを行わず、いつもの休日のように料理を作り、ランニングをし、本を読み、映画を見て過ごしました。常に現在過去未来を振り返りながら考えて動いているためか、特に年末だからといって、新たな感情が起きることがなかった、というの...
2016.12.28 14:55お客さんの顔を見て決める情熱大陸で「林家たい平」さんが特集されていました。落語は「タイガー&ドラゴン」というドラマ以来、ハマるという大変ミーハーな導入だったのですが、「笑点」も好きですし、落語という表現は非常に面白いなと思い、以来Youtubeでたまに拝見していました。林家たい平さんは笑点にも出ている噺家さんですが、舞台に立つ前に、どの演目で行こうか悩んでいるシーンが写っていました。そもそも舞台に立つ際にやる演目を決めていないんだ!というところに大変びっくりしたのですが、先輩の噺家さんに「どの演目で行こうか悩んでいるんです」と相談した所、先輩の噺家さんもネタを決めておらず、「お客さんの顔を見て決めるよ」と仰っていました。また、別のシーンで、落語は単純な芸なので崩れるの...
2016.12.27 14:55失う勇気を持つということ私は、現在勤めている会社に入ろうと決めてから、3ヶ月ほど葛藤する期間があったのですが、まさにその時の葛藤は、「君の名は。」の冒頭で語られた、あのフレーズに集約されています。朝、目が覚めると、なぜか泣いている。そういうことが、時々ある。見ていたはずの夢は、いつも思い出せない。ただーただ、なにかが消えてしまたったという感覚だけが、目覚めてからも長く残る。ずっとなにかを、誰かを探している。そういう気持ちにとりつかれたのは、たぶんあの日から。あの日。星が降った日。それはまるでーまるで、夢の景色のように。ただひたすらに、美しい眺めだった。出典 「新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド」 角川書店自分の将来、成し遂げたい未来がそこにあるのに、それを許され...
2016.12.26 14:55相対評価から「抜ける」という選択インターネットでとある記事を読みました。それは、「タワーマンションの低層階と高層階に住む人々の争い」という記事と、「ママカースト」に関する内容でした。誰かと比べてどう、という評価を相対評価だとしたら、相対評価から「抜ける」という選択を人生のどこかで取るということをオススメしたいと思います。誰かと比べてどうだから、こうでなくてはならない。という相対評価の感覚。どうも人間界では、相対評価による自分自身の立ち位置の確認というか、ポジション取りをしてしまいがちな傾向が見られるようです。自分自身がどう在りたいか、というのは、誰かと比較して定義されるものではなく、自分自身が主体となって決めれば良いことだと僕は感じており、誰かと比べて年収がどうだとか、生活水準がどう...
2016.12.22 14:55申騒ぐPart.2WBSで、今年は不祥事や経営陣のトラブルが多い1年だった、という話が出ていました。そもそもこの2016年という1年間は体感速度が早すぎて、つい先日この下記の記事を書いたような感覚を覚えます。申騒ぐ年初来6日連続下落で始まった日経平均。この記事を書いた時が17,218円で、2016年12月22日の大引けは19,427円まで上がっていますが、世界の動向も国内の動向も本当に様々な「騒動」が多かった1年でした。私の立脚しているランドオペレーター業界もマーケットのルール変更や新たな規制の導入検討などが相次いでおり、大規模な経営判断を迫られる局面が多発しています。来年、酉年は一体どうなるんだろうと思い調べてみたところ、なんと来年も「酉騒ぐ」だそうで、やはり我々ベン...
2016.12.21 14:55チャンスは自分で掴み取るしかない創業期から当社のバックオフィス部門を支えてくださり、今年、更なる挑戦がしたいということで当社を卒業されたOBの方から、お食事をする機会をいただきました。本記事のタイトルは、私の前職時代の最初の上司から教わった言葉です。結局のところ、自分自身が主体的に選択をし、道を切り拓いていかなければ、一生、チャンスは自分のところに回ってこないのだと思います。足掻いて、足掻いて、足掻くからこそ、一筋の光明が見える。そのプロセスをスキップして、棚に突然出現するぼた餅を待っていても、現れることはありません。この世に美味しい話はなく、魔法は存在しないのです。常に決めた距離を踏み続ける。最近、寒い日が続きますが、外でランニングすることが習慣化してきました。外で走り始めると、ジ...
2016.12.20 14:55永遠なんてものは存在しない最高のチームが出来たなと思っても、何かのきっかけによって、誰かが退職していき、誰かが新たに入ってきます。結婚や出産といった生活環境の変化、キャリアアップや新たな業界への挑戦などビジネス面での意思決定、様々なファクターによって今の経営状況が有り、100人社員がいれば100人の人生があります。私は現在働かせてもらっている会社は、正社員登用としては3社目であり(グループ企業内の子会社間異動を含む)2社目にベンチャー企業の成長を支援するという役割を担っていた時には、様々な組織の人間の入りと出を見てきました。そこで得た教訓は、「組織において永遠にこう、という状態は存在しない」ということです。常に何かが変わり続けており、常に人が入れ替わります。最高のチームの状況が...
2016.12.19 14:55ただ、恋に落ちた。それだけです。遅れ馳せながら「君の名は。」を観させていただきました。新海誠氏の描くアニメーションは初めて見たのですが、風景に対する情熱が異常であり、彼の描く世界へ入ってみたいと思うほど、空も、山も、空気も、水も、全てが綺麗でした。世界中で大ヒットを記録しているそうですが、どの辺りがそんなに現代の人々の心を捉えているのか、というところを個人的に考えた結果、「恋に落ちた人に対して、好きだと伝える手段がなく、試行錯誤するプロセス」なのではないか、と感じました。SNSやメッセンジャーアプリの登場によって、恋に落ちた人に対して好きだという感情を伝える手段が沢山増えた今、好きだけど好きだと伝える手段がない、なぜならば相手がどこにいるのか、なんという名前なのか思い出せない、という...
2016.12.16 14:55レピュテーション・マネジメント友人の紹介で、とある中国の旅行会社と打ち合わせをしてきました。その旅行会社は現在中国で業界首位を争うような急成長中のベンチャーなのですが、お会いして見たいと思っていたものの、なかなか機会がなく、実現できずにいました。しかし先日、中国人の友人と食事をしていたところ、友人が勤めているから紹介するよ、という大変有り難い機会が巡ってきました。我々はベンチャーであり、まだ市場においては何者でもない名も無き存在のため、正面突破に物怖じしていては何も始まりませんが、どうしても正面玄関からは中にアクセスできないというパターンがあります。もしくは、Right Person にアクセスできない、というパターン。こういう時は、誰かにご紹介を頂き、直接アクセスするほか、ありま...
2016.12.15 14:551円で読む本の効用日々色々なことをブログに書いたり発言したりしておりますと、ガソリンが尽きてくるというか、ネタが無くなってくるんですよね。で、そのガソリンを絶やさないように映画館に行ったり、美術館に行ったり、はたまた山へ登ったり海で泳いだりしているのですが、先日Amazonを見ていた所、読みたい本が軒並み中古だと1円で売っていることが分かりました。僕は最新の流行書籍というよりも、少し古い書物のほうが好きで、読みたくなります。昔ベストセラーになった本は需要と供給がアンバランスになっているのか、書棚のスペースを無駄に占有しているのか、1円で売られている物が多いです。1円で本を買うと送料が250円ほどとなっており、その現象が非常に面白いなと感じております。確かに書物は文字の羅...
2016.12.14 14:55人が人を評価するのは本当に難しい「採用」というお仕事の難しさを痛切に感じております。私は採用業務に従事したことはありませんが、人間が人間を正当に評価するのは極めて難しいということです。理念と使命を追求するために私達の組織が存在していますが、企業との出会い、めぐり合わせは運命を変える可能性(そして、逆の意味である危険性、どちらも)を持っています。これまで応援してくださった方も、採用という重なり方をした結果、関係性が変わってしまうかもしれません。人は、交わることによって、関係性が良くも悪くも変わっていくものです。しかし、「変化し続けない限り衰退しかない」という観点においては、それもまた、致し方ないことかもしれません。酸味も甘味も、そして時には雑味もまじり、様々な味わいが人生を濃厚にしてい...
2016.12.13 14:55カンピロバクター雑考最近、鶏肉をいかに手間を省きつつ多様な味を出すか、ということを研究しているのですが、以下のことが分かってきました。鶏肉を出汁で茹でたあとの汁は、雑炊で食べられる(割と美味しい)にんにく, てりやき, ネギ塩, 塩コショウ, 茹で鶏 でひとまず平日は制覇できる鶏肉は 生茹で, 生焼け による食中毒が危険3点目の食中毒について調査を進めた結果、温度と調理時間による関係性があることがわかりました。ブログ:栄養学のメモと活用 より引用とりあえず手近にあった「食品衛生学 (ネオエスカ)」ではサルモネラ:62℃30分で死滅腸炎ビブリオ:60℃10分で死滅カンピロバクター:60℃30分で死滅病原大腸菌:75℃1分で死滅ブドウ球菌:80℃30分で死滅ボツリヌス菌:12...