カンピロバクター雑考

最近、鶏肉をいかに手間を省きつつ多様な味を出すか、ということを研究しているのですが、以下のことが分かってきました。


  • 鶏肉を出汁で茹でたあとの汁は、雑炊で食べられる(割と美味しい)
  • にんにく, てりやき, ネギ塩, 塩コショウ, 茹で鶏 でひとまず平日は制覇できる
  • 鶏肉は 生茹で, 生焼け による食中毒が危険


3点目の食中毒について調査を進めた結果、温度と調理時間による関係性があることがわかりました。


ブログ:栄養学のメモと活用 より引用

とりあえず手近にあった「食品衛生学 (ネオエスカ)」では
サルモネラ:62℃30分で死滅
腸炎ビブリオ:60℃10分で死滅

カンピロバクター:60℃30分で死滅

病原大腸菌:75℃1分で死滅

ブドウ球菌:80℃30分で死滅

ボツリヌス菌:120℃4分で死滅

( http://d.hatena.ne.jp/kuiiji_harris/20111106/1320547861 )


茹でる温度が一定値に達し、既定された時間茹で続けることで細菌は死滅するようです。逆に、30℃くらいの温度が最も細菌が繁殖しやすいとのこと。一度沸騰したお湯で熱しても、中まで火が通っていない状態で30℃へ温度が下がると、細菌は繁殖していくそうです。


この細菌の動きについて考えていたら、困難な局面に直面した時の人間の行動に似ていると感じました。困難な局面に直面して、その難局を逃れたとしても、ぬるい温度に浸かっていると細菌が繁殖するというのは、非常に面白い動きです。どうしようもないくらい熱いか、どうしようもないくらい寒い環境下の方が、脳のまだ稼働していない領域の機能が活性化するのかもしれませんね。20代も後残り僅かとなってまいりましたが、駆け抜けて参りたいと思います。