2018.04.05 14:55卑下ではなく謙虚、適度な慇懃と線引き誰に対しても謙虚でありたいと考えていますが、謙虚になることと卑下するということの違い ー僕が新卒だった頃に当時の師匠が口を酸っぱくして教えてくれていた内容でもあるー を、最近強く感じています。丁寧すぎても相手に失礼になってしまう。かといって、シンプルすぎる対応は相手を不快にする。非常に難しいのは、人は環境に対して染まってしまうということです。今居る環境は非常に快適であるものの、暴力的なコミュニケーションが当たり前の環境にいたとしたら、それを当たり前としてしまうでしょう。人間は、朱に交われば赤くなる生き物なのです。内勤の方々は中で腐敗する種を育ててしまわないように気を配らなければなりませんし、外回りの方々は外からそうした文化を持ち込まないように注意しなく...
2018.04.04 14:55メリットを持つVC時代、まず最初にやっきになって取り組んだのは自分自身の武器を作るということでした。活躍しているプレイヤーの年齢ボリュームゾーン40〜50の業界に当時25歳だった自分が何が出来るのだろうか、というチャレンジをしていく上で、工夫が求められました。そこで気付いたのは、ある程度レピュテーションが構築されてくると、向こう側から何か期待を持ってやってくるということです(※自分自身はまったくその域には至らずマーケットから退場しました)。世界という枠組みで捉えるなら発信が必須ですが、日本という小さな国の市場で何かするということだけで考えるならば、独自のメリットを持てたならば、その存在はクチコミで広がっていき、自ら売り込まずとも求めてきてくださるようになります。特に...
2018.04.03 14:55何を選んでも怒られる「虚無な問い」突然、懐かしいシーンを思い出しました。中学と高校でラグビーを真剣にしていたときのことです。監督からあるシチュエーションにおいて怒られたことがありました。「お前はやる気があるのか?」という類の質問でした。これは、当時の僕は「地獄の二択式設問」と呼んでいたのですが、イエス(はい)と答えてもノー(いいえ)と答えても結局怒られる、というものです。この質問に対して、少年時代の僕はずっと頭を悩ませていました。「この質問をすることによって、監督は一体何が得たいのか?」と。やる気がありますと答えたら、ではなぜこのやる気のないプレーをしていたのか、というシナリオで怒られる。このシナリオにおける怒りのボルテージを定量的に表現して、50だとします。やる気がありませんと答えた...
2018.04.02 14:55「シンプルが好き」と「気が短い」の違い本日は一般的な会計年度における新年度ですね。今から、新年度とは全く関係ない話をします。私は数年前からシンプルなものが好きです。華美なものに頓着が無くなったのと、子供が産まれたりしてシンプルに所得が減ったことが理由です。シンプルで高いものもあるのですが、シンプルで安いものを求めると、割りと品質がそこそこなものが多いような気がしています。そういった背景もあり、あまり華美なものに対して興味はそそられなくなりました。ちなみに、Safariという雑誌に載っているような白いTシャツで1万円くらいするもの、あぁいった類のシンプルさは僕の中では「シンプルの顔をした華美」だと思っています。一度、中国の友人に「洋服がダサすぎる」と詰められた時は、しばらく立ち直れずにいまし...