こちら側がメリットを持っていれば、相手側からやってくる。

VC時代、まず最初にやっきになって取り組んだのは自分自身の武器を作るということでした。活躍しているプレイヤーの年齢ボリュームゾーン40〜50の業界に当時25歳だった自分が何が出来るのだろうか、というチャレンジをしていく上で、工夫が求められました。そこで気付いたのは、ある程度レピュテーションが構築されてくると、向こう側から何か期待を持ってやってくるということです(※自分自身はまったくその域には至らずマーケットから退場しました)。世界という枠組みで捉えるなら発信が必須ですが、日本という小さな国の市場で何かするということだけで考えるならば、独自のメリットを持てたならば、その存在はクチコミで広がっていき、自ら売り込まずとも求めてきてくださるようになります。特に日本の市場には、この「求める」という構造を活かした客寄せ、祭り上げの構造が割と強いような気がしており、完全なる実力社会というよりは、ひとたびメジャーなステージに上がることができれば、位置エネルギーを維持することはそこまで難しいことではないような気がします。潜んでいるリスクとしては大きく2つ、経営的破綻と倫理的破綻。前者は言うまでもなく会社や組織が失敗しゲームを続けられなくなってしまうこと、後者は犯罪やセクハラ等で公序良俗に反する存在に自身が成ってしまう(仕立て上げられる、も含め)ことです。そうした環境において、プロフェッショナリズムとは何なのかと悩むことがあります。仮に自分がある程度の位置エネルギーを持った時、ゼロやマイナスになることを許容してでも更に高みを目指すことが出来るのか、はたまた維持する側にまわって別の楽しさを追うようになるのか。いずれにせよ自分自身を磨いていれば物事が進めやすくなるという事は確からしいと感じております。日々研鑽ですね。