2016.01

私が現在メインで管掌しているインバウンドリサーチというインバウンド向けのリサーチサービスは、日本企業を活性化することを目的として、商品を設計, 開発し、販売しています。インバウンドニーズのあるお客様の課題が解決され、サービスの質が向上し、リピーターが増え、訪日産業の活性化と、日本の観光立国の後押しができると考えています。しかし、その為に、商品を売り込むことによって付加価値を産み、存在価値を証明しなければなりません。価値を他者に評価いただいくことだけが、自らの存在を証明してくれます。価値が出ないならば、大義はただの妄想でしかありません。なぜならば、その大義が市場の中で存続できないからです。「私はこれが大義だと思うんです！」という崇高なビジョンがあっても、...
人間は、バランスを保って生きていると感じます。眠い時 vs 集中している時, 困難から逃げたい気持ち vs モーレツに戦う気持ち, 嘘をついて自分を守りたい vs 兎に角問題を解決したい, などなど。陰と陽のバランスによって成り立っています。「クリエイティビティ」という領域があるとすると、その反対に位置する領域は、「ルーチン」だと僕は思っています。僕はこの「ルーチン」（および、ルーチン化）という作業が嫌いでした。決められたことを繰り返すなんて、家畜にしか思えなかったからです。でも、最近になって、特に3年前から筋トレを習慣化したことと、糖質制限食など、生活習慣をチューニングし始めたことから、「ルーチン」の素晴らしさに気付きました。パターン化できるところは...
今日は、前職時代の上司と、投資先メンバーにお時間を貰い、食卓を囲んでいただきました。FREEPLUSがどのような会社なのか、という話になりましたので、FREEPLUSの文化や、大切にしている理念について、お話できる範囲でお話をいたしました。サイバー出身で現在リッチメディア社長の坂本孝蔵氏が仰っている「やるか、絶対やるか」のような文化は、非常に重要です。スポーツも、仕事も、誰もが最後までやり切らないことばかりです。ラストワンマイルと言いますが、最後の詰め、最後の一歩、最後の1REP（※ 筋トレ用語）をサボらないこと。そこに金脈が存在します。語り過ぎは良くないですが、正直、自慢したいメンバーばかりです。
プライベートで、暫く会っていなかった人と3ヶ月ぶりにお会いしました。3ヶ月前まではほぼ毎日のように会っていた方なので、3ヶ月という期間は非常に長く感じました。お会いした方は新しく始まったお仕事や様々な要因、環境の変化などによってかなり疲弊していましたが、久しぶりに会って話すことで、お互いの価値観や考えがどうなっているのか、より明確になりました。電話が生まれ、葉書というものよりも早く、そして多くの情報を物理的距離を超えて瞬時に伝えることができるようになりました。やがてメールが生まれ、さらにその後はSkypeやFacetimeなどが生まれました。物事の進化は、表裏が一体になっています。何かを得れば何かを失っている。螺旋的発展の法則です。進んでいる様に見えて...
夜行バスも何度も乗っていると慣れてくるものです。もともと学生時代以来、夜行バスには乗っていませんでしたが、現在は3列シートでほぼフラットな状態になれるタイプなど、かなり進化を遂げています。バス車内にはWiFiも装備され、充電用のコネクタもある程、設備が充実しています。夜行バスのサービスレベルが向上した理由はシンプルで、強豪が多く参入して過当競争に突入したからでした。そこで、各社なんとか低価格帯以外の付加価値を提供しようと思案した結果、上述したようなプレミアムな体験の提供へとつながっていきます。競争環境が進化を促し、世の中へ提供させる価値を増幅させる。これこそが資本主義社会の最も素晴らしい一面だと考えています。
1年前からとてもお世話になっている先輩経営者に会食へ連れて行っていただきました。ずっと仲良く交際していた方が、急にお金目当のような態度に変わり、不義理が続いたため、お別れしてしまったというお話でした。お金の切れ目が縁の切れ目、というのは有名な噺ですが、資本主義社会で生きる以上、お金を目的とした何かがあったり、それによって生まれる合意のない期待というものは、容易に想像がつきます。僕はまだまだ資本主義社会の中では末端中の末端にいるのでそこまでの経験はしたことがありませんが、お金が原因で起こる合意のない期待ほど、この世に悲しい物は無さそうです。
本日から東京出張が始まりました。昨年12月に行って以来、2度目の上京です。現在立ち上げ真っ最中のインバウンドリサーチ事業は、お客様の殆どが東京にいるため、我々インバウンドリサーチ部については、東京へ居たほうが効率が良いのです。東京オフィスは非常にベンチャーマインド溢れる場所でして、まさに今ここで事業を立ち上げているんだ、という気概を感じる事ができる、貴重な空間です。その昔、予備校に行っていた時に自習室を「精神と時の部屋」と呼んでいましたが、まさに東京オフィスはそのような空間になっています。自分が以前居た職場から歩いて10分、階層でいうと1/6、家賃はどれくらいの差なのか忘れてしまいましたが、何でも揃っている大阪のグランフロントオフィスとは対照的に、素晴...
今日は社長によるデザインの勉強会が行われました。FREEPLUSでは、デザインに対する考え方をとても重要視しています。同じ内容でも伝え方によって魅力が180°変わってしまうことがあります。デザインは、そういった内容を的確に伝えたり、悲しみを生まないようにする作用があります。デザインはセンスとして割り切る方もいらっしゃるかもしれませんが、9割はフレームワークであり、学習可能なものだと考えています。iPhoneのような世界的ヒット商品を創る、というレベルにおいては残りの1割のさらにごく一部の領域の話ですが、通常業務で扱うデザインや、サイトデザイン、UXデザインなどについては、ある程度のフレームと自分の思考深度によって、偉大な状態まで到達が可能になると考えて...
兵庫県は佐用町という、岡山にほど近い山奥へ役員＋数名で合宿に来ています。様々な意思決定をしましたが、ファシリテーターのスキルによって、ミーティングの成果が大きく変わることを強く感じました。ただ、こればかりは肌で感じてみないと分からないことなので、自分自身がファシリテーターとして成長する以外、この感覚を体験するn数を増やすことはできません。また、全体最適のためのクリティカルな問題を即座に把握し、解決のための手段を（これまた全体最適で）考えることが出来る人員がいる組織は強いと感じました。なぜならば、各論で対処できる問題は、ごく限られた一部の数しかなく、ほとんどがメリットとデメリット双方を含有しているからです。会議は、ルールと参加者の姿勢(attitude)...
今日は部署メンバーの配置転換にともなう決起会兼壮行会でした。常に移り変わる市場と同じく、組織も常に変化していきます。成長もすれば衰退もしますし、時が来れば人材が離れることもあります。組織が永遠に一つの状態で在り続けることは、有り得ないのです。変化を折り込みながら、組織力を高め、さらに飛躍させていく。その舵を取るのは、最初こそ社長ですが、チームが組成されてからはチームのマネージャー、将軍がその役割を担います。経営はジレンマの連続ですが、マネージャーはその強烈なジレンマに初めて晒されるポジションだと言っても過言ではないと思います。マネジメントはチームメンバーの成長とチームの成果に責任を負います。成長に責任を負うということは、ひいては、チームメンバーの人生を...