8日、中国で、国外から中国へ持ち込む土産品に対する関税のチェックが厳格化され、日本の空港では、大量の土産品を捨てて帰る中国の訪日客の姿がWeChat上で配信されていました。中国から日本に来て大量に商品を買い込み、中国に戻って転売する「ソーシャルバイヤー」に対する規制、中国からの外貨の流出である爆買いへの牽制が意図としてあるのではないか、と考えます。私達もインバウンドリサーチという商材を提供する中で様々な調査に立ち会っているのですが、先日行ったとある調査では、ドラッグストアから出てくる訪日客は、ざっと3万円〜7万円ほどの購入をしていました。ドラッグストアを出て、スーツケースを開けて中に購入した物を詰め込んでいたのですが、スーツケース内に洋服などは入っておらず、全て日本で購入した化粧品などが詰め込まれていました。世の中は極めて合理的に進化していきますので、ユーザー(ここでいう訪日客)が望む方に、規制も仕組みも最適化されていきます。ユーザーの希望に沿わない規制を行ったとしても、結果的にどこかでユーザーの満足が満たされるようなサービスが生まれます。インバウンドマーケティングを行う我々も、その「合理性」の部分からは目を背けないよう、シンプルに戦略を練り、実行していきたいと考えています。
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