先日、オデッセイという映画を見てきました。2時間半の大作なのですが、時間を投資してでも見る価値があると思い、4年ぶりに映画館で映画を見てきました。内容を一言で言うと、火星に1人取り残されてしまった宇宙飛行士役のマット・デイモンが、残っている食糧や助けが来る迄の日数を確認し、どのようにすれば生きて地球に帰れるか考え、問題を解決していく映画です。映画で起きる感動的なシーンではだいたい泣いてしまう私ですが、本作に関しては4回、泣きました。何故かと言うと、主人公の問題に対する姿勢に胸を射たれたからです。映画ですから、人間によって仕組まれたシナリオです。次々と、常人であれば1秒で諦めるレベルの困難が主人公に襲いかかります。それでも、マット・デイモンは問題を解決し続けます。宇宙飛行士は問題を解決するプロフェッショナルなので、そこに問題があったとしたら、どのようにすればいいか、考えざるを得ないのです。この映画を見て、私は、これからの世界において必要とされる能力は問題解決能力であると断定しました。今まで私が出会ってきた、「凄い」と思う人達の共通項は、「問題解決能力が極めて高い」これに尽きます。一意見ですが、経営力は、問題解決能力であると定義しました。決められたルールの中で、決められた成果を出して、そこそこの給料を得て、そこそこの幸せで暮らす。この範囲内では、問題解決の必要はありません。何もない市場で、ゼロから価値を産む。そのためには、問題を解決しなくてはいけません。問題解決能力。少なくとも現在の自分は、この能力を高めるために生きているのだと思いました。ひとつひとつの問いを定義して、ひとつひとつ問題を解決していこう。ひとつ解決したら、次。そして、またその次。常に、そのスタンスで取り組んでいきます。
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