ダルビッシュ選手のロングインタビューが10月16日に放送されていました。
確か2年ほど前に、同じニュース番組内で特集インタビューが流れており、約20分ほどでしょうか、ストイックな食生活や栄養生理学などの本を読み、「昨日よりも今日、勉強することで進化する」や「自分はメジャーリーグという場所で勝負をする機会を頂いたのだから、出れなかった人たちの希望を背負っている」といった矜持について語っておられ、トップアスリートとしての意識の高さにとても刺激を受けました。
今回の内容を見る限り、ダルビッシュ選手は、自分自身のパフォーマンス向上のみならず、野球というスポーツの底上げを行っているような気がしました。日本ハムファイターズで活躍している大谷選手に対してピッチングのコツを伝授していたり、一緒にトレーニングをしたりしていることに対して、インタビュアーである稲葉さんという元プロ野球選手が「なぜそのようなことをされているのですか?」と質問していました。その質問に対してダルビッシュ選手は、「自分が死んだら終わりじゃなくて、自分が死んだ後もそのバトンを受け継いでいく人が育っていってくれないと、日本の野球レベルは向上しない」という趣旨の回答をされていました。時を告げるのではなく、時計をつくる。再現性という名の時計作りをダルビッシュ選手が行っている姿を見て、とても勉強になりました。
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