世の中は合理的な方向へ進化していき、不満足は淘汰されてゆく

悪徳免税店のニュースが、少しづつ、明るみに出始めてきました。

悪徳免税店の仕組みとは、旅行代金を下げ、激安で日本ツアーを提供する代わりに、指定された免税店(旅行会社と結託している店舗)へ連れて行き、市場価格よりも高い値段で商品を売りつけることにより、得た差額で儲ける、という構造になっています。この場合、ツアーガイドはガイド行為自体は無給で働き、悪徳免税店での獲得マージン分や車内販売など、ガイド行為以外で収入を得ています。

この悪徳免税店と結託した激安免税店ツアーですが、誤解を恐れずに申し上げますと、一刻も早く、マーケットから退場していただきたいと考えております。なぜならば、殆どの悪徳免税店は情報の非対称性を利用した情報弱者を食い物にするようなビジネスモデルであり、初回の旅行者を対象にしているため、最初の日本旅行でそのような不幸せな体験をした訪日客が、リピーターになる可能性は低いと考えているからです。騙されて良い気分になる方は居ませんので、不満足を提供し、自社の利益のみを追求するやり方は、マーケット自体を縮小させる動きにあたると考えています。

日本の観光立国を阻止したいと考えた結果の行動なのであれば、日本の観光立国を成し遂げようとする我が社としては、それを全力で阻止して参ります。