今日はタイの会社との会議がSkypeでありました。今は飛行機に乗って現地に行かずとも、海外との商談が出来るようになりました。Skypeによって得たものははかりしれ無い程大きく、とてつもないインパクトがあります。一方で、失ったものもあります。発明は、何かを得るかわりに、何かを失っている、というヘーゲルの「弁証法」に出てくる「螺旋的発展」の様相を呈している、という考えを持っているのですが、Skypeにおいても、便利さの反面、失っているものがあります。現に、弊社が取り組んでいるランドオペレーター事業も、Skypeだけではつくり上げることは到底不可能でした。何度も電話をかけ、現地に赴くことにより、そうした営業行為をしてきた日本人が居なかったということから、新たな販路を開拓することが出来ました。大概のことは、誰もが正攻法だと分かっているが面倒だったり気が重いのでやらない、という手段を思いっきりやり遂げることによって、成功することが出来るのだと思います。テクノロジーの発展によって、自分自身の勤勉さや愚直さをトレードオフにしないよう、気をつけます。
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