営業というよりは問題解決

学生の頃、営業という職種を舐め腐っていた私は、営業という仕事を「物を売る職業」だと思っていました。営業が大好きだ!という人も周りにはいたものの、自分には、自分が生きるために何か物を売りつけているようにしか見えなかったのです。そんな僕に転機が訪れたのは、2011年12月のことでした。学生時代にたまたまインターンで潜りこませてもらった会社の上司は、営業という武器を持ちながら、営業組織を創るという点に最大の強みを持った人でした。その上司に教えていただいたことが最大のきっかけとなり、営業という職業は、顧客の問題解決をするために存在しているのではないか、という感覚を持つに至りました。何かを売る、というであれば、僕の嫌いな押し売りのセールスですが、課題を解決する、のであれば、僕の好きな問題解決です。日本は、営業マンという職業に対しての評価が少し間違っているような気がします。営業マンは辛くて、コンサルタントが優れているような幻想を抱いているような気がしてなりません。そもそも日本のサラリーマンが仕事嫌いであるということが起因しているような気もしますが、一度しかない人生なのであれば、心から楽しめることを仕事にしたほうが良いのではないか、と思います。僕はといえば、何をやっても楽しめるので、もっぱら「誰と働くか」のほうが重要なのですが。