世の中にある大抵のものは、表と裏、陰と陽など、2つの側面がバランスを保った状態で成り立っています。人間も事業も好調があれば不調があります。収穫の時期があれば種を蒔く時期があるということです。マルクス経済学における「拡大再生産」モード待ったなしの我々にとっては、当たり前ながら、収穫する畑の面積は日々拡大していきます。畑が大きくなればなるほど作物を沢山生産できるようになりますが、当然、位置エネルギーが上がっていきますので維持コストが上がっていきます。例年通り普通に種を蒔いて生活していたら市場という畑は環境変化が激しいのでどんどん痩せ細っていきます。常に工夫と改善をしていかなければ、種そのものが根絶してしまうのです。
今期、トヨタの新型プリウスが爆売れしております。2015年12月9日の発売後、約1ヶ月で10万台を受注しました。月の目標販売台数は1.2万台です。市場のニーズを完璧に真芯で捉え、結果、大売れ。世界を代表する自動車メーカー、トヨタでさえ、未だに変化と革新を続け、衰退を防ごうと必死で戦っています。市場変革は、市場シェア2位以下に許された選択肢ではありません。いつの日か業界のトップランナーになったとしても、どんどん新たな打ち手を矢継ぎ早に打っていきたいと思います。
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