アメリカに行きたい人とインドに行きたい人

昨日、お世話になっているお取引先からご紹介いただき、とある起業家の方とお食事をご一緒させていただきました。その会社では、一次面接で出来る限り社長自信が応募者と会うようにし、その時点で企業理念とのフィットを見ているとのことでした。多忙を極める企業の社長が膨大な数の一次面接を行うという意思決定は非常に大きな経営判断だと思いますが、100名規模までは恐らく出来る、それよりも組織にフィットしていない人を採用することによって組織が崩壊することのほうがリスクとして大きい、とのことでした。私は今の会社では採用フローには関わっていないのですが、やはりどのような人材がチームに入ってくるのかによって、大きく組織の成果は変わってくると感じます。会社がひとつの船だとして、アメリカに行きたいという船員と、インドに行きたいという船員が居たらどうなる?という例え話がありました。キャプテンに合意できない船内は、すぐ崩壊するよねと。心のなかではいつかはアメリカ、インドに行きたいと思っていたとしても、今はキャプテンをはじめ全員がここに向かいたいと思っているから、ここに向かおう、となっている状態が、組織として健全な状態です。最初の1°のズレが、段々と大きくなっていき、取り返しのつかないことになって最後に破断する。そのズレを極力生まれさせないために、一次面接に極力出るようにされているのだな、と思いました。まだまだ何者でもない一介の若僧として、沢山行動していきたいと思います。