同じことを執拗なまでに続けること、それによって見えてくるものがあります。インバウンドリサーチという事業を2015年から開始して、約2年、市場があるのかないのかよくわからなかった頃から、ずっと営業を続けてきました。様々なアクションを行い、様々な検証を試みました。インバウンド調査はプロモーションと違って、常にニーズがあるというわけではなく、不定期かつ偶発的に起こるものでした。周りからは、KOL施策をやっている会社が伸びている、Weiboの代理店として業績を急拡大している、生放送が…と、沢山の「伸びている」報告が聞こえてきました。そんな中、我々はいつ終わるかわからないインバウンド調査という市場規模も不明確なニッチマーケットに張り続けていました。外部の皆様からは、類似のプロダクトから撤退したよというご共有や、儲からないからやめておきなよ、というご助言をいただきました。今でこそ単体の調査事業でいわゆる「立ち上がった状態である」とはまだまだ口が裂けても言えませんが(これは謙遜ではなく真剣に)、このドメインに張り続けるという意思決定をして2年、少しづつインバウンド調査の輪郭がかたちあるものとして見えてきた感覚があります。一つの調査ニーズが複数の代理店様からご要望としてお問い合わせいただくことも散見されるようになってきました。といっても、ひいきにしているという会社様はなく、懇意にしていただいている会社様はありますが、私たちは引き続き独立した民族系ランドオペレーターがやっているインバウンドマーケティングとして、あくまで日本の観光市場の発展に努めたいという思いのみをシンプルに考え続けたいと願っています。
補足1. 本当は、釣り場に通い続けることによって見えてくるということを言いたかったのですが、ビジネスの内容がかなり長くなったため割愛しました。
補足2. 書いている途中で「続けることで見えるもの」的なテーマを以前にも書いていたような気がして、 site:https://mta.theblog.me/ で検索してみたところ、やはり随所に書いていました。しかし、ど真ん中ではなかったため、書くという決意をしました。常にアップデートし続ける人間でありたいものです。
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