2014年〜2016年と、私の部署が訪日観光されるお客様を対象としたインバウンドマーケティング事業を開始して3年が経とうとしています。あまりにも早い速度で変化するこの市場では、3年間という短い期間でも劇的な変化がありました。インバウンドマーケティングは、現状把握のニーズから効果検証へとこの3年で一気に変化を見せたと感じています。
インターネット広告の評価指標がリーチ数から獲得パフォーマンスへと変化していったように、本来取得が難しいはずのインバウンドマーケティングに関しても、ROIをいかにして取っていくか、という観点の重要性が飛躍的に高まっていると感じます。
同時に、購買意思決定の最後の後押しをするための「ラストワンマイル」をいかに埋めるか?という点で、バスサンプリングやホテルサンプリングに注目が集まっています。実売のところでどれくらいのパフォーマンスを出せるのか、という施策も、効果検証と同じくらいニーズを頂いています。
我々はリアルマーケティングの引き合いをいただくことが多いのですが、デジタルマーケティングは徐々にリアルタイム性を持ったプロモーションへと移行しているように感じます。中国は映客など、ツイキャスのようなリアルタイム動画配信サービスが流行しており、網紅(ワンホン)というインフルエンサーが月に1,000万円を稼いでいるという報道が日本でもされ始めました。
ドラッグストアもリアルタイム動画としてfacebookでライブ配信を行い、放送時間内で数十万回もシェアをされるなど、リアルタイムを基軸に様々な取り組みが始まっています。その場で購入可能な商品であれば、導線を作っておくことで効果が検証できます。
それにしても Greater China の購買力には驚かされます。膨大な人口によってもたらされたスマホ人口。Firewallでガラパゴス化しているとはいえ、壁の内側には稀有な巨大市場が広がっています。
地方創成という意味では、Destination Planning 、観光地の発掘と宣伝、行ってみたくなるような動機の設計が重要になってきていると感じます。BtoBもBtoGも、実績が少しづつ増えてきました。何かご協力できそうな分野があれば、是非お声がけいただければ幸いです。
0コメント