メンタルを鍛える方法

昨日は四半期に一度の本社会議でした。

会議終了後の懇親会で、メンタルを強くしたいがどのようにすればよいか?という議論になりました。その場では持論を上手くお伝えすることができなかったため、改めて考えを纏めていきたいと思います。

まず「メンタル」を「精神力」として定義します。メンタルを強くしたい、と言うのは、精神力を強くしたい、という主張であると整理します。精神力というのは、僕の中では2つの前提があります。

1. 反復練習によるトレーニング(機能の強化)が可能
2. 一度崩壊すると回復までにかなりの時間を要する

1. については、筋肉に近い概念だと捉えています。精神にダメージを受けるような修羅場を乗り越えたことや、様々な局面に対応してきた経験によって精神が強くなると考えています。これは精神が「強く」なるというよりは、「影響を受けなくなる」に近いと感じています。

2. については、精神は筋肉よりも回復スピードが極めて遅いものだと認識しています。軽微なダメージであればすぐに修復可能なのですが、深刻なダメージを受ける、いわゆる「折れてしまう」ような状態になると、回復 - 回復の定義は、平常時の生活に戻る - までにかなりの時間とコストを要する状態までいくことがあります。これは覆水盆に返らずのようなイメージでして、休息を取れば自然に治癒していくのですが、それが筋断裂よりも時間がかかると感じています。

では、本題であるメンタルを鍛える方法について。

1. は自分自身がどれだけ困難な状況に対峙してきたか、という経験値に依る要素が非常に大きいため、そういった環境下に積極的に飛び込んでいくことによって鍛錬が可能になる、というのが私の意見です。ただし、自分自身がどこまでの負荷に耐えうるのか?という点については極めて慎重に見ておくべきです。理由は、上述したように一度崩壊してしまうと回復までの時間とコストが甚大だからです。

メンタルを効率的に鍛える方法は、以下の方程式で整理をしています。

(崩壊ギリギリラインの)精神負荷+定期的なメンテナンス

定期的なメンテナンスは人それぞれに合った方法を見つけていただきたいのですが、僕の場合、サウナと水風呂のルーティンや、最近で言うと料理が挙げられます。考えることが蓄積しすぎてしまった時は、出汁を取って味噌汁を作るなどして、五感を正常な状態に戻すことによって平常心を保つことを心がけています。瞑想や、音楽、アロマなど人それぞれやり方は違って良いのですが、思考不能になるまでお酒を飲む等、健康的でない or 経済的に不合理な手段 は避けたほうが良いかと思います。笑