人格主義

2日連続で中田敦彦さんネタです。「7つの習慣」について紹介する動画をふとひょんなきっかけから再生してしまい、学生時代に読んで以来の名著について久しぶりに触れることになりました。私にとってのこの書籍との出会いは、96年に日本語版が出版されているのですが、おそらく2007~2010年の読書ばかりしていた時代に購入し、当時は社会にも出ていなかったのでそれほど噛み込むこともなく本棚に入っていたように記憶しています。その後社会人になってから、父親が40年ほど勤めていた企業の役員に就任することになり、その際に会社から父がこの書籍をプレゼントされていたのを鮮明に覚えています。慣れない職務に就くことになり、期待と不安を胸にさあこれからだという時分に、父は脳梗塞を患って現場から退くこととなりました。職責に対して武者震いしていたでしょうから、その時のショックたるや想像しかねるものがあります。そんな懐かしの本ですが、改めて今になって読み返してみると学ぶところが非常に多いです。

今の所、一生をかけてでも読み続けたい文献としての図書は2冊(正確には2種)しかありません。ビジョナリー・カンパニーと7つの習慣です。2冊の共通項は、過去の歴史上のファクトデータを収集して分析し、現在に使える普遍的な原理原則を学びとしてアウトプットしてきていることです。ビジョナリー・カンパニーは特にめざましい発展を遂げた世界企業と、そうでない平凡な企業とを膨大なデータから比較して書かれた本です。7つの習慣は有史以来書かれた本の中で、いわゆる戦前・戦後でどのような違いがあるのかを調べた上で書かれた本です。こういったアプローチによってもたらされている学びには、非常に活用範囲が広く長期間に渡って参照できる内容があるように感じます。中でも、戦後に出版された本のほとんどが「コミュニケーションとモチベーション」について書かれており、戦前に出版された本のほとんどが「人格主義」について書かれている、というパートには衝撃を受けました。

優れた書籍に出会うと、さながら未来が見えているのではないか?という感覚を覚える瞬間がありますが、厳密には著者に未来が見えているのではなく、物事を普遍的に貫く原理原則が存在しているに過ぎないということなのでしょう。最近、twitter Youtube テレビの時間を意図的に減らしていたところだったので、文献からのインプットおよびアウトプットを増やしていこうと思います。