孫氏によれば、戦は周到な準備と鍛錬、十分な装備があり、気力体力が充実している状態で軍の士気(勢)が保たれていれば、自軍が勝てる状態を作ることが出来、勝つことが出来るといわれています。これは、勝者の立場に立った話です。
一方で、昨年大ブームになったラグビー。私が8年間余り心血を注いだラグビーですが、こちらのスポーツ、「弱者が勝手に負けていく」競技だと言われています。なぜなら、ラグビーがコンタクトスポーツだからです。鍛錬が不足していたり、相手に対して怯んだ場合、自軍が勝手に崩れ去るスポーツなのです。だから、地力の弱い軍が強い方の軍を飲み込んで勝つ「ジャイアントキリング」が起きにくいと言われています。世界中のラグビーファンが、誰一人として予想することができなかったからこそ、日本 対 南アメリカ戦 が、あそこまで熱狂を産んだのです。ラグビーの話は、敗者の立場に立った話です。勝ちにも負けにも理由があります。理由を解明して分析することで、勝率を上げるための対策が立てられるようになります。対策はだいたいめんどくさいことが多いのですが、そこを精神力によってなんとか打ち克っていけると、勝ちます。笑
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