あるマーケターの悲劇

具体的に何かそういう事象があったというわけではないんですが、事例だけを知っているマーケター、Howに精通して、成功事例は沢山ストックの中にあるけれど、これまで何かに取り組んだことがないマーケターほど、悲しい存在は無いなとふと感じる瞬間が、本日の午前1時半ごろに訪れたことをここに書き留めておきます。


近しいものとして、業界の情報にやたら詳しいが特にインキュベーション経験も事業立ち上げ経験も無い、ガッツだけあるベンチャーキャピタリスト(これは具体例がある。何を隠そう、2014〜2015年の自分自身である。)ほど切ないものはありません。僕が思ったのは、最終的に起業家に迷惑をかける存在であってはならない、ということです。人様のお金をいくばくかでも”運用”のお手伝いをするという役割があり、逆サイドには人生を賭けて戦う投資家の成功の後押しをできなくてはいけない。単なる資金提供者としてバリューが発揮できているならば、それはそれで良いのですが、資金提供以外で、起業の紹介なり提携の後押しなり、事業運営に関わるアドバイス以外でも何かしらのバリューが求められるケースが殆どなのではないでしょうか。自分自身が被害を繰り返さないよう、鍛錬を続けていく他、ありません。修羅の道はまだまだ続きそうです。