2018年 年頭所感

2015年は激動の年。2016年は精算(生産)の年、かつ論理の逆をいった年。2017年は一言で言うと苦悩の年でした。申騒ぐに続き酉騒ぎ、果たして戌は笑うことができるのでしょうか?2017年を振り返ると、最も大きかった出来事は、自分自身がこれまで信じていた世界観の崩壊がありました。6月頃に完全に打ちのめされて以後、死の淵をずっと彷徨っていた一年だったように感じます。2017年に投稿した本ブログエントリは12記事、2016年は115記事を書いていることからも、どれだけ事態の消化に時間がかかっていたのか伺えます。2017年を通じて痛感したことは、完璧な状態など存在しないということです。完璧な絶望や、完璧な希望、完璧な人物や組織、全てにおいて完璧な状態などは存在していないということ。完璧を偽装したり、取り繕うことはできても、そのメッキはいつか必ず剥がれてしまうということです。また一方で痛感したことは、自分が働いた悪事は必ず年月を経て自分自身に帰ってくるということです。業界では知らない人がいない広告業界の超有名人が時を経て糾弾されたことによって、不誠実な異性関係は非常に大きなリスクになるということを改めて認識しました。過去、私の職場にも、非常に優れた業務スキルを持ち、組織構築も上手く、社内外から高く評価を受けていた御仁がいたのですが、後に社内若手を中心に見境なく手を出していきセクハラで度々訴えられては部内で異動を繰り返すという状況になっており、それでも会社をクビにならない現状と、所業の気持ち悪さに大いに辟易したという経験がありました。不誠実な異性関係は人の信頼を一挙に失墜させ、今居る地位が揺らぐだけでなく、所属する会社に対しても迷惑がかかることですので、絶対に避けるべきことだと感じました。2017年で感じた最も大きな衝撃はそういった部分だったように思います。2018年は引き続き誠実に、誰に対しても胸を張って生きていけるような人生であり続けられるよう、真摯に生きていきたいと思います。