一旦閉じてから開花するタイプの可能性

昨年の動きをなんとなく時系列にまとめてみます。

2019/10〜2020/09 社内ニート/モラトリアム期間
2020/10 やや忙しい営業部門への異動が決定
2020/11 暇な金融部門へ社内異動の根回し開始
2020/12 金融部門への異動内定/物件購入/引越し
2021/01 何かを察した人事部長が異例の内示撤回
2021/02 転職活動の開始
2021/04 リクルート落ちる/日系大手から内定貰う
2021/05 外資検索大手からオファー貰う
2021/06 悩みに悩んだ結果、日系大手と握手
2021/07 日系大手で現業開始

スタートアップ界隈で10年ほど働いてきたこれまでの軌跡を振り返りつつ、日系大企業に転じてみて分かったこと。それは、スタートアップとプロスポーツ選手との共通点です。

日系企業は良くも悪くも安定、年功序列でしっかりと業務範囲が定義されている代わりに、特段パフォーマンスが問われることはありません。
スタートアップは当然ながら実力社会であって、無意味な存在は淘汰されていきます。反対にあるいいこととして、実績と実力が積み上がっていけば自ら環境を選んでいくことが出来ます。

私としては早いタイミングでこの実力主義社会に身を置けた事がとてもラッキーでした。自分の性格にも合っていたと思いますし、運良く自分の才覚に気付かせてもらい、同時に自らの性能を高めることが出来ました。

一度も転職を経験しなければ、新卒で入社した会社でインターネット広告営業マンとして働き、年俸800万円くらいの選手だったことと思います。

面接でも思い至り・実際のリアルな会話に出ましたが、もともと狙った形でキャリアを進んできたわけではなく、なんとなく自分で楽しそうなテーマを選んで追求してきた結果、今に至りました。

よく20代の社員に聞かれる質問で「自分のキャリアが将来に向かって積み上がっているのか不安だ」というものがあります。私が思うのは、キャリアは計画してデザイン出来るものではなく、自分の後ろに積み上がっていくものであり、結局のところ従前の計画通りに進むキャリアプランなんてものは存在し得ないと私は思っています。

自分自身が今手がけている仕事の意義、
自分自身が関わることに対する自身の存在意義、
関わる人々に対して与える影響、
所属する組織の理念と使命。

いつからか(たぶん1回目の転職の時以降)、それぞれに納得できる答えが出せるようになっていました。自分自身納得しきって動いているので、不満という不満は無いし、自らの意思で選び取り・前進しているという感覚が常にある状態。

2021の前半2Qは組織の方向性と自分を擦り合わせることに難儀したのも良き思い出。クライアントにしっかり嘘つかないといけなかったり、悪い報告が出来ないという社の方針で、言い訳をみんなで考えて淡々と報告したり。

広告代理店がどんな文化なのかってのを最後の最後にどっぷり体感させてもらい、退会した次第。このあたりのストーリーは大企業感とジレンマの解決があるあるで良いシナリオになったので、外資の面接で散々コスらせていただき。

地味にリクルート落ちたのは面白かった。落選理由は、「我々(リクルート)が貴方を採用したい理由はたくさんあるが、貴方が我々のチームに入りたいという理由が極めて希薄」というものだった。抑えの保険として面接受けちゃってゴメンね。

まー、去年は色々焦りましたが結果、あんまり想像しえない場所に来れた気がしてるので暫く楽しみます。

Best,


2019/10〜2020/9 社内ニート/モラトリアム期間
2020/10 やや忙しい営業部門への異動が決定
2020/11 暇な金融部門へ社内異動の根回し開始
2020/12 金融部門への異動内定
2021/01 何かを察した人事部長が異例の内示撤回
2021/02 転職活動の開始
2021/04 日系大手から内定
2021/05 リクルート